美生流の簡単な歩み



 高橋泰美庵先生よりうかがいました。


 開祖は、約四百年の昔、公家(子爵)竹屋光忠公。
光忠公は御所に仕えていた祖父、父より微生流を学びこの道に専念。
修学院におられた東福門院(時の天皇の御養母)に大変喜ばれ、
美生流(美事に生まれた華)の号を賜り
御所内を飾る花として竹屋家が世襲の活け花とされた。



 その後、今日の基礎を築かれた「大和田微生園」氏が
京都におられた皇族方に「美生流」を指南されていた。


他にも多くのお弟子達がおられ、それぞれが活躍され、
現代では「大和田微生園」氏の流れを受け継ぎ、
京都ではこの由緒ある「美生流」が守り続けられている。




時代と共に世の中も幾度か返還があり、
我々の生活も今、大きく変化してきた。


しかし、三百年の歴史を持つ流儀の根本の花の心は
少しも変わることなく、「美生流」の生花は花の生態を
そのまま生かし、古代形式の内に優雅な花型を保ち、
また「投入」・「盛花」は日本間は勿論のこと、
洋間やマンションの一隅に、また、オフィスの棚の上に
飾った時、一日の疲れを癒し、現代の我々の環境の中に
優美さと心の安らぎを感じさせてくれている。